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つぶれそう一座について

 名古屋のアマチュア劇団「つぶれそう一座」は、20代の女性から、60代の方まで幅広い年齢層の劇団員で構成されています。かつてわたしは、彼らとともに在日朝鮮人の方々や様々な戦跡を取材するなどして、創作活動で交流していました。今でも、彼らの公演があれば鑑賞に出かけています。

 近年のつぶれそう一座は、寄席を中心に「笑い」をテーマとした公演が多く、先日鑑賞した「年忘れ滝子寄席」も、漫才や落語を演劇化したものなど、彼ららしい創意工夫で「笑い」を表現していました。1人で「演じる」落語を、複数で「演劇」にしてしまうのが彼らのセンスです。特に20代の女性たちがはじけるように「落語」の世界観を表現していく様は観ていて新鮮です。

 そしてベテラン団員の年季の入った役者ぶりは、長年彼らを観てきたわたしが、その成長を実感できるほど円熟しておりました。

 コロナで世相が暗い今だからこそ、「つぶれそう一座」のような表現者たちの出番ですね。これからも期待しています。


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著者 加藤康弘プロフィール

1972年生まれ。愛知県幡豆町(現西尾市)出身◆高校時代より小説を書き始める。民主文学会に所属し多数の作品を生む。代表作「黄金の国」(民主文学2014年5月号掲載)◆2007年愛知県吉良町(現西尾市)町議会議員当選。1期務める◆空手道豊空会初段◆在日朝鮮人やビルマ民主化運動の活動家など多くの外国人を取材し交流をもつ。

推薦 浅尾大輔プロフィール

1970年生まれ。愛知県新城市出身1995年、第1回民主文学新人賞に応募、小説「ラウンド・ツウ」が佳作入賞。1997年、小説「ボンネットバス」で第1回伊豆文学賞優秀賞受賞2003年、小説「家畜の朝」が第35回新潮新人賞を受賞する評論家大澤信亮や画家増山麗奈らとともに、かもがわ出版から雑誌『ロスジェネ』を発行、2010年の終刊まで編集長をつとめる主な著書に「ブルーシート」など。

                 

 

新潟県出身横浜市立大学を経てフジテレビに入社「FNN朝駆け第一報!」のお天気コーナーでアナウンサーデビュー。「おめざめ天気予報」、「あなたの東京」など、数々の番組を担当。フジテレビの基本提供アナウンス「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」もナレーション。スポーツ記者や女性として初のプロ野球中継アナウンサーもつとめた現在は(株)シグマ・セブンに所属。舞台に上がりながら、youtubeチャンネル「菊池家リビングシアター」で太宰治や森鴎外など、数々の短編を朗読劇で配信。

チェーズー ティンバーデー(ありがとう)朗読 

松井みどりプロフィール 

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