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ろうそく祭りについて

 先日、ミャンマー人の友人に招待されて、名古屋在住のミャンマー人たちが主催する「ろうそく祭り」を観てきました。場所は名古屋西インター近く。白亜の小さなパコダ(日本で言うところのお堂)がそこにあります。間島さんという女性の住職さんの骨折りで、有志から寄付を集めて(わたしも出資しました)造られたそのパコダは、夜の闇に200本近くのロウソクに照らされ、幻想的な佇まいで浮かび上がっていました。

 このお祭りは正式にはダディンジュッ祭といい、仏陀が天上界での説教を終えて地上に戻ってくるのを祝うお祭りということで、10月になるとミャンマーで全国的に行われるそうです。本国では川にも小さな提灯を浮かべるとか。

 会場ではミャンマーの友人が温かく出迎え、久々の旧交を温めました。

 わたしが執筆した「チェーズー ティンバーデー(ありがとう)」は、彼らとの交流がなければ完成しえなかった作品です。

 この民族の垣根を超えた友情と交流が、パコダの幻想的な美しさと共に、永遠に続きますように。


 


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著者 加藤康弘プロフィール

1972年生まれ。愛知県幡豆町(現西尾市)出身◆高校時代より小説を書き始める。民主文学会に所属し多数の作品を生む。代表作「黄金の国」(民主文学2014年5月号掲載)◆2007年愛知県吉良町(現西尾市)町議会議員当選。1期務める◆空手道豊空会初段◆在日朝鮮人やビルマ民主化運動の活動家など多くの外国人を取材し交流をもつ。

推薦 浅尾大輔プロフィール

1970年生まれ。愛知県新城市出身1995年、第1回民主文学新人賞に応募、小説「ラウンド・ツウ」が佳作入賞。1997年、小説「ボンネットバス」で第1回伊豆文学賞優秀賞受賞2003年、小説「家畜の朝」が第35回新潮新人賞を受賞する評論家大澤信亮や画家増山麗奈らとともに、かもがわ出版から雑誌『ロスジェネ』を発行、2010年の終刊まで編集長をつとめる主な著書に「ブルーシート」など。

                 

 

新潟県出身横浜市立大学を経てフジテレビに入社「FNN朝駆け第一報!」のお天気コーナーでアナウンサーデビュー。「おめざめ天気予報」、「あなたの東京」など、数々の番組を担当。フジテレビの基本提供アナウンス「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」もナレーション。スポーツ記者や女性として初のプロ野球中継アナウンサーもつとめた現在は(株)シグマ・セブンに所属。舞台に上がりながら、youtubeチャンネル「菊池家リビングシアター」で太宰治や森鴎外など、数々の短編を朗読劇で配信。

チェーズー ティンバーデー(ありがとう)朗読 

松井みどりプロフィール 

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