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吉川英治について

更新日:2021年9月29日

 わたしが最も影響を受けた作家を1人挙げるとするなら、間違いなく吉川英治先生です。

 「私本太平記」「宮本武蔵」「鳴門秘帳」「信州天馬峡」そして「三国志」「親鸞」。

 特に「三国志」と「親鸞」は、若い頃、夢中になって読み耽りました。

 劉備玄徳のカリスマ性、関羽と張飛の武勇、諸葛亮の知略、曹操の果てしなき野望。

 「三国志」はまさに、歴史エンターテイメントのお手本です。

 また「親鸞」は、わたしにとって印象深い言葉が、いまも心を捉え続けています。

 (以下、少しネタバレ入ります)

 「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」

  その説法を聞き、親鸞を憎んでいた男が声をあげて泣き出すシーンは、この小説の最大のクライマックスと言っても過言ではないでしょう。そこに至るまでの構成は、まさに神懸かり的!

 こんなドラマチックな物語が創れるんだ!と感動した記憶があります。

 今後もわたしは、吉川英治先生の背中を追い、文学活動を日々精進してまいりたいと思います。




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著者 加藤康弘プロフィール

1972年生まれ。愛知県幡豆町(現西尾市)出身◆高校時代より小説を書き始める。民主文学会に所属し多数の作品を生む。代表作「黄金の国」(民主文学2014年5月号掲載)◆2007年愛知県吉良町(現西尾市)町議会議員当選。1期務める◆空手道豊空会初段◆在日朝鮮人やビルマ民主化運動の活動家など多くの外国人を取材し交流をもつ。

推薦 浅尾大輔プロフィール

1970年生まれ。愛知県新城市出身1995年、第1回民主文学新人賞に応募、小説「ラウンド・ツウ」が佳作入賞。1997年、小説「ボンネットバス」で第1回伊豆文学賞優秀賞受賞2003年、小説「家畜の朝」が第35回新潮新人賞を受賞する評論家大澤信亮や画家増山麗奈らとともに、かもがわ出版から雑誌『ロスジェネ』を発行、2010年の終刊まで編集長をつとめる主な著書に「ブルーシート」など。

                 

 

新潟県出身横浜市立大学を経てフジテレビに入社「FNN朝駆け第一報!」のお天気コーナーでアナウンサーデビュー。「おめざめ天気予報」、「あなたの東京」など、数々の番組を担当。フジテレビの基本提供アナウンス「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」もナレーション。スポーツ記者や女性として初のプロ野球中継アナウンサーもつとめた現在は(株)シグマ・セブンに所属。舞台に上がりながら、youtubeチャンネル「菊池家リビングシアター」で太宰治や森鴎外など、数々の短編を朗読劇で配信。

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松井みどりプロフィール 

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