太神楽について
- 加藤康弘
- 2021年1月30日
- 読了時間: 1分
先日、地元で寄席が開催され、初めて生で太神楽を鑑賞しました。
お正月の縁起物として獅子舞と共に披露されるあの伝統芸能です。開いた和傘の上で鞠(まり)や桝(ます)を回す「傘の曲」、多数の撥(ばち)を投げ合う「投げ物」、くわえた撥(ばち)の上に土瓶(どびん)を乗せたりする曲芸などなど。「五階茶碗」という芸は、あごの上に撥や板、茶碗をどんどん積み上げていく高度な芸で、観ているほうが「崩れやしないか」とハラハラさせられます。
身近で鑑賞すると、芸人たちの日々の厳しい修練が垣間見え、ジャンルは違えど、同じ文化を探求する者として大きな刺激がありました。
コロナウィルスが懸念される今だからこそ、家に閉じこもってしまうのはもったいない。むしろこういった伝統芸能に触れる機会を増やしていきたいものです。

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