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直木賞作家、宮城谷昌光について

2020年度下半期の直木賞は、21歳の女流作家、宇佐見りんさんが書いた「推し、燃ゆ」に決まったようです。

直木賞と言えば、近年では,真藤順丈さんの「宝島」、川越宗一さんの「熱源」は素晴らしい作品でした。

実はわたしの地元出身の方で、直木賞を取った有名な作家がいます。

それが宮城谷昌光さん。彼は「夏姫春秋」で、第105回の直木賞を受賞しました。

「天空の船」「重耳」などで、古代中国を舞台とした歴史小説を書かれてきた宮城谷さん。

「夏姫春秋」はそんな彼の作品群の中で、最高傑作と呼んでも差し支えない大作です。

乱世に翻弄された美しい女性、夏姫を巡り、彼女を奪い合う英雄たち。 夏姫の妖しい魅力に憑りつかれた男たちは、やがて己の支配する国を傾国させていきます。その壮大な歴史ロマンは、春秋戦国時代をリアルに浮き彫りにし、夏姫という1人の女性の真実に迫っていきます。

 宮城谷先生の書かれる小説は、どちらかと言えば歴史的資料に近い作風ですが、その時代の情景が鮮やかに蘇り、けして飽きることはありません。

 歴史好き、特に中国史の好きな方にはお勧めです。


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著者 加藤康弘プロフィール

1972年生まれ。愛知県幡豆町(現西尾市)出身◆高校時代より小説を書き始める。民主文学会に所属し多数の作品を生む。代表作「黄金の国」(民主文学2014年5月号掲載)◆2007年愛知県吉良町(現西尾市)町議会議員当選。1期務める◆空手道豊空会初段◆在日朝鮮人やビルマ民主化運動の活動家など多くの外国人を取材し交流をもつ。

推薦 浅尾大輔プロフィール

1970年生まれ。愛知県新城市出身1995年、第1回民主文学新人賞に応募、小説「ラウンド・ツウ」が佳作入賞。1997年、小説「ボンネットバス」で第1回伊豆文学賞優秀賞受賞2003年、小説「家畜の朝」が第35回新潮新人賞を受賞する評論家大澤信亮や画家増山麗奈らとともに、かもがわ出版から雑誌『ロスジェネ』を発行、2010年の終刊まで編集長をつとめる主な著書に「ブルーシート」など。

                 

 

新潟県出身横浜市立大学を経てフジテレビに入社「FNN朝駆け第一報!」のお天気コーナーでアナウンサーデビュー。「おめざめ天気予報」、「あなたの東京」など、数々の番組を担当。フジテレビの基本提供アナウンス「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りします」もナレーション。スポーツ記者や女性として初のプロ野球中継アナウンサーもつとめた現在は(株)シグマ・セブンに所属。舞台に上がりながら、youtubeチャンネル「菊池家リビングシアター」で太宰治や森鴎外など、数々の短編を朗読劇で配信。

チェーズー ティンバーデー(ありがとう)朗読 

松井みどりプロフィール 

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